AWS ConfigがEC2 Dedicated Hostに対応しました!
隙あらばメタルギアとStar Wars バトルフロントばかりしている森永です。
先日、EC2 Dedicated Hostが発表されました。
仮想インスタンスではなく、物理サーバを借り上げるというサービスで、今までのAWSでは難しかったコア単位でのライセンスなどに対応がしやすくなりました。
詳しくはこちらを御覧ください。
それに合わせて、我らがAWS ConfigもEC2 Dedicated Hostに対応しました!
AWS ConfigのEC2 Dedicated Host対応
どんなふうにConfigで記録されるのか見てみましょう。
幸い、物理サーバを借りると言っても時間課金なので1時間であれば数ドルですので、試してみます。
EC2の管理画面に「Dedicated Host」が追加されていますね。
「Allocate Dedicated Host」をクリックして割り当て設定画面に行けます。
ここにも「Edit Config Recording」の文字が燦然と輝いてますね!
こちらの記事を見ると、m4系は少し割高らしいので避けます。
お値段的に一番安いのはc3系のようなので、今回はそちらを使用します。
いやーびっくりするほど簡単に物理サーバを借りれました。
AWSってほんと凄いと改めて思います。。。
この状態でAWS Configを確認してみます。
「Resources」に「EC2:Host」という項目が追加されていますので、そちらを選択し、「Look up」します。
すると、先ほど割り当てたDedicated Hostが出てきました!
(Configに反映されるまで数分かかります。)
詳細を見てみます。
割り当てたばかりなので変更履歴もなく、あんまり面白くないですが、構成情報を見ることが出来ました。
では、Dedicated Hostにインスタンスを起動してみましょう!
物理サーバに仮想サーバを建てるといえばわかりやすいでしょうか。
「Launch Instance(s) onto Host」を選択します。
その後は基本的に普通のEC2インスタンス作成と同じなので割愛しますが、以下の事には注意しましょう。
- Dedicated Hostに対応した一部のAMIしか使えない
- Dedicated Hostを割り当てるときに指定したインスタンスタイプ/AZしか使えない
起動完了すると、EC2インスタンス一覧に表示されますが、Dedicated Hostのインスタンス一覧にも表示されます。
さて、AWS Configはどうなったでしょうか!!
ワクワクドキドキ!!
来てます!変更が5件になってます!
早速細かく見てみます。
「Configuration.AvailableCapacity.AvailableVCpus」は使用できるvCPU数です。
vCPU数2のc3.largeを1台立てたので、32が30になっています。
あと何台のインスタンスを建てられるかを示す「Configuration.AvailableCapacity.AvailableInstanceCapacity」についても16から15に減少していることが分かります。
また、関連するリソースを示す「Relationship Changes」の項目に、作成されたインスタンスが追加されたことが分かります。
最後に
今回は、先日公開されたEC2 Dedicated Hostへの対応でした。
今後も様々なサービスにAWS Configが対応することを祈っています。
re:Invent2015の時にIAM対応するという話をとあるセッションで聞いたのでそれを非常に楽しみにしています。